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元嘉年間(424年-453年)に特に活躍した三人の詩人、文人を指す後世の総称。 顔延之と謝霊運は活動した時期も重なり、特に二人を「顔謝」とも称する。 三人の共通点として、いずれも当時の貴族社会への反発を動力源としていることにある。 鮑照は寒門の出身であり、顔延之、謝霊運は名門ではあったが没落、あるいはその過渡期にあった。 鮑照は下級貴族や庶民の苦難を表現して直接的に貴族社会を批判しているのに対し、顔延之、謝霊運は貴族社会の汚れを洗うように自然美を詠った。